台湾の台北市にある人気のカルチャースポット「華山1914文創產業園區」で、2016年年末から開催中のチームラボによる大規模な展覧会「teamLab: Dance! Art Exhibition, Learn & Play! Future Park」に行ってきました。
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午前中から行列。台湾でも人気のチームラボのアート展。
私たちが行ったのは2017年1月1日、元旦。
大晦日の日、台中から台北に戻りニューイヤーを迎えた翌日。
そしてこの日は1月とはいえども、気温はなんと26度!!!
半袖で過ごせるほどのとにかく暑い。
会場までは地下鉄で向かいます。
MRT「忠孝新生」駅出口1から徒歩3分、MRT「善導寺」駅出口6から徒歩5分とアクセスも良いです。
そして到着したのは日本統治時代に作られた国営のお酒工場の跡地をリノベーションしたクリエイティブな複合施設で、日本人にもおなじみの「華山1914文創產業園區」。
大きなイベントスペースと素敵なオープンカフェやレストラン、コーヒーショップ、おしゃれな雑貨屋さん、雰囲気ののある倉庫街などが並び、どこを撮ってもインスタ映えしそうな古い建物や撮影ポイントが多数。
イベントスペースでは趣のある古い建物とは対照的、妖怪ウォッチのイベントなど多様なイベントが開催されてて、家族連れからカップルまで訪れる客層もさまざま。
3度目の台湾にしてようやく来れたスポットだったので、とりあえずのんびりお茶でもしたいところでしたが、チームラボのブースは午前中でもすでに15分待ちぐらいの行列ができていたのでとりあえずは並ぶことに。
入場料は350元。
日本円で約1,260円(2017年1月現在)。
地元大阪で開催されていたチームラボのイベントの入場料が当日4,000円だったので、現地価格はかなり得したような気分。
その瞬間、そこにいる人もアートの一部に。
最初のブースは、壁や床に花の映像が映し出される箱のような空間。
チームラボのサイトを見ると、タイトルは「花と人、コントロールできないけれども、共に生きる」だそうです。
また展覧会のコンセプトの説明には、以下のようなことも書かれていました。
人間は、自由な他者と共に、身体を動かしながら身体でものを考えています。そして、人間は、他者と共に創造的な活動によって、この世界を創ってきたのです。
共創の体験こそが、今、人々にとって非常に大事なのではないかと考えています。
チームラボのアートの「人々の関係性を変化させ、他者の存在をポジティブな存在に変える」可能性にフォーカスを当てることによって、往々にして個人的になりがちな創造的な活動を、他者と互いに自由なまま、共創的な活動に変えることができるのではないかと考えているのです。
コントロールできないけれど共に生きるという部分は、仏教でいうところの「空」に通じるようなテーマですね。
善も悪もなく、ただそこに存在するだけ。自分の在り方や意識を変えることで、外側にある世界をすべてポジティブに変えることができる。
他者との関わり方であったり、大きな視点から見ると自然現象や月や太陽、星の動きなど宇宙の流れの中にいる私たちの、大きく変わりつつある新しい時代の価値観ともリンクしているように感じました。
何よりこの空間がひとつの宇宙といった感じ。その雰囲気はyoutubeの動画でチェックできます。
こちらの映像も次々を変化していきます。タイトルは「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点」という作品。
この作品は横幅は何メートルもあって巨大です。デジタルの巨大な屏風絵みたいな感じ。これは何だろう?と思うようなたくさんの動物が出てきますが、ニワトリやシカなど日本的なモチーフもたくさん使われていました。
光るボールの色も、ブルー、グリーン、ピンク、イエローと次々と変化していきます。
トカゲが動き、カエルが床を飛び跳ね、大きなクジラ(?)が壁や床をゆうゆうと泳ぎます。このブースはカラフルできれいだったなあ。
自分が塗った塗り絵がアートの一部になって動きます。他に海の生物バージョンもありました。
夢中になってチャレンジいるのは、なぜか大人ばかり・・・(笑)
動きに合わせて反応する体感型デジタルアートに、思わず大人も夢中に。
私が一番好きだったのがこれ。
「小人が住まうテーブル」です。
人の手の動きに合わせて映像が変化していきます。
雲を寄せ集めて雨を降らせたり、牛に追いかけられる小人を助けたり、目玉焼きを焼いたり、お皿にケーキやリンゴが現れたりと、小人さんの世界はカラフルで夢があってとにかく楽しい!!!
子供の頃におままごとに夢中になっていた時ような気持ちで、我を忘れて楽しんでしまいました。
そして最後は、幻想的なクリスタルユニバース。
どのブースもころころと表情を変えるので、夢中であれこれ写真を撮っていると、あっという間に時間が過ぎていきました。
盛りだくさんで見応えのある展示内容なので、出口で手にハンコを押してもらうと当日の再入場も可能。おしゃれなカフェでご飯を食べたりしながら、のんびりアート体験というのもいいですね。
2017年4月までというかなり長い常設展示なので、台北に行く方はぜひ。
台湾でのチームラボ 展覧会【開催概要】
teamLab: Dance! Art Exhibition & Learn! Future Park
◼︎会期: 2016年12月29日(木)~2017年4月9日(日)
◼︎会場: Huashan1914 Creative Park
◼︎休館日: 2017年1月27日(金)
◼︎時間: 10:00-18:00
◼︎行き方:MRT「忠孝新生」駅出口1から徒歩3分、MRT「善導寺」駅出口6から徒歩5分
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